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検査と治療を併行しつつ個々の患者さまに合わせた治療を提供しています
【麻布モンテアール レディースクリニック 山中智哉先生】

検査では、患者さまの健康状態を知ることが大切です。
2020年の開業以来、土日祝日や夜間も診療を続けている麻布モンテアール レディースクリニック。カウンセリングにも力を入れながら一般不妊治療(タイミング療法・人工授精)から体外受精まで不妊治療全般を取り扱い、個々の患者さまに合わせた治療を実施しています。
最初は一般不妊治療を希望される方が7割
当院の患者さまは年齢的には 35~42歳くらいの方が多いです。ただ保険診療がスタートしてからは20代後半~30代前半の方も増えています。
最初は一般不妊治療を希望される方が7割程度、約3割がスタートから体外受精をされる方です。30代後半になると体外受精をイメージしがちですが、自然妊娠を目指したいという方も結構いらっしゃいます。
ただし、ステップアップのタイミングは以前より早くなっています。人工授精を3回して妊娠しなかったら体外受精にステップアップするケースが多いですね。
9割が不足しているビタミンD値を計測
検査は月経1~5日目にホルモン検査を行い、あわせて感染症検査や抗精子抗体、ビタミンDなどを測定しています。ビタミンDの低下は着床率に影響することが分かっており、実際に測定すると、約9割の方が正常下限とされる30ng/mlを下回っていますが、食事や日光を浴びる時間、サプリメント摂取によって改善ができます。
検査をしつつ治療も進める
一周期の中で検査をしつつ、タイミングや人工授精などの治療を併行して行っていきます。あとは黄体機能のチェックや卵管検査なども、一周期の中で全部済ませることが多いです。体外受精の場合も、それまでの基本検査の結果を生かして、最短で採卵の計画を立て、治療を進めていきます。
それから35歳以上の方であれば、酸化ストレステストをお勧めします。
原因不明の妊娠の中には、ストレスが原因となっている場合も考えられます。血液検査で、体にかかる負荷を「酸化ストレス値」として測定し、あわせてストレスに対抗する「抗酸化力」も計測することができます。
抗酸化力が低い場合には、ビタミンCやEといったスタンダードな栄養素や、レスベラトロールやPQQなどの抗酸化力に特化したサプリメントが推奨されます。
ビタミンDの値が低いということは、他のビタミンBやC、Eなども低い可能性があります。ビタミンCやEが少ないということは、抗酸化力が低いということにつながるので、抗酸化ストレステストをして、結果が低かったらビタミンなどのサプリメントを摂取するなどの対処法が考えられます。

男性の検査にも対応提携院への紹介も
保険診療の場合は、ご夫婦そろって治療を受けることになるので、男性は精液検査や感染症の検査をしています。精液検査の結果によっては男性ホルモンの検査をすることもあります。
精索静脈瘤のような器質的疾患があるときは提携先の泌尿器科を紹介しています。
採卵、移植は休日、夜間診療でも対応
排卵誘発の方法は、各クリニックの方針によってある程度決まっていることもありますが、当院では、患者さまの卵巣機能や、ご夫婦が考える将来のお子さんの人数など、個々の患者さまの背景も尊重して、最善の結果が期待できる方法を提案しています。
診療は土日祝、夜間(火木20時まで)もしているので採卵や移植の日程はかなり融通がききます。お仕事をしている方が多いので、採卵や移植日は週末など来院できる日にするように、早い時期から調整しています。逆にこの日は避けたいなどのご要望があれば、日程調整も柔軟に対応しています。
患者さまはこの近辺にお住まいの方が多いのですが、お勤めの会社がこの辺りという方もいますし、なかには他県の方もいらっしゃいます。クリニックの口コミサイトで当院の成績が良かったから来た、と言われる方もいらっしゃいます。
タンパク質は足りている?
健康な体が妊娠のベース
患者さまに何かサプリメントを飲んでいますか? と尋ねると、多くの方が葉酸と答えます。もちろん葉酸も大事かもしれませんが、何か1つの栄養素が妊娠率を引き上げるわけではないと思います。
それよりもむしろ根本的にタンパク質の摂取量が少ない方が多いです。当院では、体内の筋肉量や脂肪量を計測する体組成計を導入しているのですが、計測するとタンパク質量の少ない方が結構いらっしゃいます。
タンパク質は三大栄養素の1つなので、葉酸にしろビタミンにしろ、基本となるタンパク質が足りなければうまく働きません。タンパク質の摂取量の目安は体重1キロに対して1グラム、これは意識的に摂取しないと摂れない量です。
このように、健康であるために必要な栄養素をしっかり管理していくことで、最終的に妊娠につながるのだと思います。
麻布モンテアール レディースクリニック
山中智哉先生
略歴
1998年 山梨医科大学産婦人科 入局
2002年 山梨医科大学医学博士課程 卒業
2002年 国立甲府病院 産婦人科
2004年 NTT東日本関東病院 産婦人科
2009年 水口病院産婦人科、金村産婦人科クリニック
2012年 六本木レディースクリニック 院長
2017年 六本木レディースクリニック 勤務
2020年 麻布モンテアールレディースクリニック 開院
資格
医学博士 山梨医科大学(2002年)
日本産科婦人科学会認定 産婦人科専門医
























