不妊治療の先生に聞いてみた

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馬車道レディスクリニックの副院長として、不妊治療の分野で地元に貢献するのが私の役目です。
【馬車道レディスクリニック 池永 晃大 先生】

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馬車道レディスクリニックと私

私が医師を目指したきっかけは、もともと子どもの頃に喘息があり体が弱く、家の近くの小児科医院によく通っていたことです。具合が悪くても先生に診察していただけるだけで安心感があり、体調が快方に向かった経験がありました。そして、その小児科医院の先生のように、困っている人の役に立ちたいという気持ちが芽生えました。

馬車道レディスクリニックを開院したのは父(院長)で、私がまだ小学校高学年の頃のことでした。

当時としては常に話題に上るような最新の高度生殖補助医療を誇る不妊治療専門クリニックとして、不妊症に悩まれているご夫婦の心強い味方となって、赤ちゃんの誕生に貢献してきました。そして、馬車道レディスクリニックはもうすぐ開院30年を迎えます。

今年の4月から副院長として診療に携わっていますが、私の地元であるこの横浜の地でお役に立てることにとてもやりがいを感じており、光栄に思います。

父の思いを引き継ぎ、不妊に悩まれているご夫婦のために尽力します。

専門医資格を身につけて

産婦人科医になってからは、産科、婦人科、生殖医療全てを一通り現場で学びました。

生殖医療の分野では、先輩の先生が開業されていた不妊治療専門のクリニックで、一般不妊治療をはじめとして体外受精での採卵から胚移植に至るまでをみっちり学びながら身につけることができました。私自身、採卵を年間400~500件、移植を500件ほど担当し、多数の患者様を妊娠に導いた経験が今の自信にもつながっています。

不妊治療に携わる中で、生殖医療には他の医療分野には無い魅力を感じました。医者と言えば、病気を治して普通の生活を送れるようにするというイメージがありますが、生殖医療には不妊に悩むご夫婦の問題を解決し、新たな生命を生み出すという喜びがあります。実際に先輩の先生のクリニックで自分が担当していた患者様が妊娠されたときには、自分のことのように嬉しく感じていました。

そして私は不妊治療専門の医師として、父と同じ道を歩む決意を固めました。

その後生殖医療の専門医資格も取得しましたので、馬車道レディスクリニックでは先進医療も行えるようになりました。今後は更に検査や治療の幅を増やして、より充実した医療環境を築いていきたいです。

不妊治療は夫婦でともに臨む治療です

不妊原因は女性と男性で同じくらいの割合であるとも言われています。女性に不妊の原因が見つかったからといって、男性は検査をする必要がないとは限りません。またその逆も然りです。妊娠できずにお悩みの場合は、まずは男女双方の検査を行いましょう。

また、女性には女性特有の悩みや病気がありますが、男性はそれらを学ぶ機会はほとんどありません。不妊治療は、女性の通院が多く、精神的・身体的負担が掛かってきますので、男性側は女性側への理解を深め、労うことも忘れないで、ご夫婦でともに治療に臨んでいただきたいと思っています。

不妊原因や相談すべきことは人それぞれ
ご相談やご質問があればお気軽にどうぞ!

不妊治療ではまずは不妊原因がどこにあるのか見極めることが大切です。というのも1人ひとり原因が違うからです。そして、自然妊娠できそうであれば一般不妊治療でまず妊娠を目指し、必要な方にはすぐに体外受精を行い、より早く妊娠にたどり着けるように治療を行うことを意識しています。

また、患者様ごとに疑問点も違うと思います。不妊治療を進める中で患者様が相談したいことや質問があれば、納得できるよう、丁寧に話し合うことを心がけています。

私たちの診療が皆様のお役に立ち、喜んでいただけることが何より嬉しいです。

馬車道レディスクリニック 池永 晃大 先生

経歴・資格

慈恵医大卒業
東京慈恵医大産婦人科
恵愛生殖医療医院
獨協医科大学埼玉医療センター
リプロダクションセンター助教
日本産科婦人科学会 認定医
日本生殖医学会 専門医

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