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患者さんの通いやすさとストレスのない治療で好成績を維持。それが私の診療スタイル!【福田ウイメンズクリニック 福田 雄介 先生】
福田ウイメンズクリニックは、戸塚にあって由緒ある不妊治療専門の医療機関です。院長の福田勝先生は、長年にわたり多くの患者さんを診続けてきました。その診療実績からも、ここで妊娠してお子さんに恵まれた患者さんはとても多いことでしょう。その実績を引き継ぎ、さらに未来に伝承する2代目医師が副院長の雄介先生です。
時代は変わっても基礎と方向性は同じ学んだことを実践
院長の開業医としての実績は、現在のこのクリニックを見てもわかるように大変立派だと思います。初めて院長のもとで診療を行う時には、とても緊張しました。というのも、私が生殖医療を専門に学んで実際に患者さんを診てきたのは大学病院だったからです。開業医のもとでは診療の仕方に違いがあるだろうと考えていたからです。
ただ、実際には、患者さんを診て早く妊娠させてあげたいという基本的な方向性は同じですし、生殖医療の基礎そのものは同じですから特に問題はありませんでした。
むしろ、大学病院との環境の違いなどから新たに気付かされることや学ぶことの連続で、新鮮さもあり、在職して2年が経ちますが、とても良い形で診療が引き継げている思っています。
そしてさらに、大学病院で修得して自分の得意としてきた子宮鏡検査やポリープの手術などもプラスして診療をしています。
ふたりの医師がシステマティックに診療
ARTの妊娠率は50%
院長は、長年にわたり多くの患者さんを診てきました。毎日100人以上の患者さんを診ていましたし、そのような日々を続けてきたこともあり、とても短時間にテキパキと診療を進めていきます。患者さんも早く終われば早く帰ることができて良いとする一方で、自分の状態をもう少ししっかり聞きたいという方もいます。その方たちは、少し話好きの私が担当しております。それを知ってか、患者さんもそれぞれを選んでいるようです。
ただ、患者さんをあまりお待たせしたり、院内に滞在させてしまったのでは、患者さんのストレスにもつながりかねませんから、診療をシステマティックにすることで、それらをできるだけ回避しています。
また、福田ウイメンズクリニックの基本は、患者さんにできるだけ早く妊娠してもらうことですが、治療で患者さんごとの適応をしっかり考え、タイミング療法から人工授精、ARTを行っています。
どちらかといえば一般不妊治療が多いと思いますが、保険診療になってからは、ARTが半数を占めるほどに増えています。そして患者さんの年齢も下がってきたこともあり、ここ1~2年のARTでの妊娠率は50%を超えています。
実際にこのような数値ですと、ART初回、あるいは2回で妊娠される方が非常に多いように感じます。
その意味では、早めの妊娠が実現できていると感じています。
スタッフ間の信頼
そして働きやすい環境を大切にしていきたい
当院は、すでにスタッフが働きやすい環境であると思いますが、今後はそれをさらに大事にしていきたいと思っています。個人医院という面で、スタッフの仕事も狭い世界で行われますから、意思疎通が非常に図りやすいかと思います。また、スタッフの出入りが激しいわけでもありませんから、仲も良く、信頼関係もできています。その上で適度な緊張感で仕事をし、実績も出せています。スタッフとの信頼をもとに、これからも患者さんのために努めていきたいと思っています。
院長の福田勝医師
将来に向けて
院長がしてきたように、自分の目が届き、自分がコントロールできる範囲で、しっかりと生殖医療、不妊治療を継承していきたいと思います。
一度の移転を経て現在に至っていますが、単に組織を大きくするということではなく、より質の高い医療を目指し、クリニックを30年以上やってきています。地域での信頼もあります。それを変えることなく、患者さんのためにも、いいものは取り入れていこうと考えています。
院長の福田勝医師は、自分の目の届く範囲で技量を最大限に発揮して、クリニックの歴史を刻んできました。その正統な方向性は、医療界でも高く評価されています。今でも現役で活躍中です。
副院長の福田雄介医師の方針は、院長と同じです。2代目を迎え、さらにクリニック内の空気は気持ちよく、明日への希望が溢れる福田ウイメンズクリニック。和やかな中にも、期待度や注目度が感じられます。
福田ウイメンズクリニック
福田 雄介 先生
経歴
- 東邦大学医学部卒業
- 東邦大学医学部大学院卒業
- 米国ペンシルベニア大学生物学教室留学
- 東邦大学客員講師
- 東邦大学医学部産婦人科学教室講師
資格
医学博士(東邦大学 平成22年)
日本産科婦人科学会認定産婦人科専門医
日本生殖医学会 認定生殖医療専門医
日本人類遺伝学会 臨床遺伝専門医