不妊治療の先生に聞いてみた

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不妊治療と東洋医学で一人ひとりのからだと心に寄り添っていきます。
【田中レディスクリニック渋谷 田中 慧 先生 田中 つるぎ 先生】

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渋谷に新しいクリニックが誕生!

渋谷のスクランブル交差点には、多くの人が行き交います。日本人も外国人も、そして老若男女が楽しそうに、おしゃべりしながら歩いています。スクランブル交差点を渡り、センター街を抜け、ロフトの隣のビルの4階に田中レディスクリニック渋谷はあります。

2024年2月に開院、渋谷駅からは徒歩3分の好立地です。

エレベーターを降りると目の前がクリニックの入り口で、ワンフロア全部がクリニックなので通院患者さん以外の人に会うこともなく安心して通うことができるでしょう。

院長は、田中慧先生。笑顔があたたかくて、お話しているとほっこりしてきます。そして、患者さんと同年代にある田中つるぎ先生は、爽やかで、お話していると晴れやかな気持ちになります。

院内を紹介していただきながら、さらに詳しいお話をうかがっていきましょう。

田中 慧 先生

田中 つるぎ 先生

田中 慧 先生

田中 つるぎ 先生

赤ちゃんの産声とママになりたい声

慧先生が、産婦人科の中でも生殖医療を専門にしたのはなぜですか。

私が産婦人科医になって、妊婦健診や出産に携わっていた頃に感じていたのは「なんて幸せなんだろう」ということでした。元気いっぱいに泣く生まれたばかりの赤ちゃん、その子を大事に抱くお母さん、そしてお父さんの幸せそうな姿を見て、私も幸せな気持ちになっていました。

けれど一方で、同じ産婦人科には赤ちゃんが授からなくて、悲しく、辛い思いをしているカップルもいました。

「赤ちゃんが生まれて、幸せになって欲しい」、その幸せに届くようにするには妊娠していただくことが大きな目標になります。私は、医師として、またひとりの女性として力になりたいと思い、生殖医療を専門にし、これまで約15年努めてきました。

私は、検査から一般不妊治療、体外受精などの生殖補助医療を通して、多くのカップルと出会い、治療をしてきました。

体外受精では2万周期以上を行い、これまでに3000人以上の赤ちゃんが生まれています。

「お母さん、お父さんになって、幸せな時間を過ごしてるかな? 」と思いながら、私も幸せを感じ、またその幸せが広がるように日々願い、またそれを決意に変えて、この度、渋谷に新たに開院しました。

赤ちゃんが生まれたら、おふたりには育児という大きな仕事がありますが、そこへ繋げられるようにするのが、不妊治療の目的、生殖医療専門医の務めだと考えています。

確かな知識と技術、東洋医学で患者さんのからだと心に寄り添う

どのような診療をしていこうと考えていますか。

赤ちゃんを授かりたいと願うカップルに、これまで以上に寄り添った医療やケアしていきたいと考えています。クリニックは生まれたてですが、これまでに培ったキャリアは長く、知識も技術も経験も積んでいますので、心配があればぜひ相談にいらしてください。

通院されるカップルは、妊娠を望んで治療を受けにきているのですが、大切なのは身体に直接行う治療だけではありません。私は東洋医学にも力を入れ、気・血・水のどこに、どのような問題があるか、バランスはいいかなどを問診や顔色、体格、むくみなどから診ます。そして、その人にあった漢方を処方したり、鍼灸のご案内をしたり、日常生活のアドバイスなどをして、健康づくり、妊娠しやすい身体づくりのケアをしています。

赤ちゃんを授かるためには、赤ちゃんにつながる胚が重要ですが、赤ちゃんを育てる子宮、身体も同じように重要です。卵子や胚、赤ちゃんのどれもご自身の身体で育むものですから、トータルで考えてサポートしていきます。

また、心の健康も大切です。不安や心配を抱えていると、それが身体に影響することもあります。困ったな、辛いなと思うことは、ぜひお話してください。

私たちは、一組ひと組のカップルが最短で妊娠できるよう、チーム医療で支えていきます。

妊娠する力を最大限に

身体に寄り添うとは、どのような治療ですか。

女性は、だいたい月に一度月経がきます。排卵があって、月経がくる周期を繰り返しますが、多くの女性は自分で卵子を育てる力を持っています。体外受精治療周期では、多くの卵子を得るために多量の排卵誘発剤を用いる方法がありますが、身体への負担も大きくなります。卵巣が腫れて、腹水が溜まってしまう卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こし、重篤になると入院が必要になったり、命に関わったりすることもあります。そうした負担やリスクは、治療中だけでなく妊娠後、出産後に影響するかもしれません。それは、患者さんに寄り添った治療とはいえません。

一人ひとりが持っている妊娠する力を東洋医学を併用しながら、最大限に引き出し、足りないところは薬や治療できちんと補って、最短で妊娠へ導くことが大切です。卵子を育てる力には個人差がありますので、その人に合った方法で治療を進めてまいります。

そのほかには、痛みの軽減も大切です。検査や内診、採卵手術などに用いる医療機器や針なども、痛みを最小限に抑えられるよう、工夫されたものを採用しています。

妊娠を目指すこと
女性として健康であること

つるぎ先生は、どのような診療を目指していますか。

母の影響もあって産婦人科医になり、生殖医療についても、勉強し経験を積んできました。これからさらに! というところです。

赤ちゃんを授かりたいという気持ちは、とてもあたたかく、尊いものです。

ただ女性は、月経と長い付き合いをしなければなりません。月経痛や月経血量など「他の人と比べてどうなんだろう?」ということを、女性同士でもオープンに話す機会は多くないと思います。

しかし、誰が妊娠したとか、出産したとか、妊娠や出産に関することはさまざまな形で耳にします。それは人と比べようがあるので、なかには辛かったり、苦しかったりすることもあるでしょう。

そして、妊娠や出産する年齢の頃は、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気を抱えている人も少なくありません。妊娠したいのに、それを病気が妨げているようなら、なんとかしなければと焦る気持ちにもなるでしょう。

そうなった時にはもちろんですが、そうでない場合でも、女性のライフバランスをより良いものにするためには、産婦人科医は不可欠だと考えています。

自分の体と向き合うこと、そして大切にすることが、初経から閉経まではもちろん、その後も女性として健康であるために重要ですので、それを支えられるように努めていきたいと考えています。

心配や不安なことがあったら、どんな小さなことでもいいのでお話にきてほしいと思います。それが、自分の生活を豊かに楽しくすることにつながっていくでしょう。

田中レディスクニック渋谷の特徴

慧先生とつるぎ先生、クリニックを案内していただけますか。

私たちのクリニックは、渋谷駅から徒歩3分という好立地にあります。電車の乗り入れ線も多く、仕事を持ちながらの通院にも便利ではないかと思います。不妊治療は、卵胞のチェックなどで通院回数が多くなる時期があります。また体外受精では、採卵手術や胚移植後に仕事へ戻られる人もいますので、通院しやすい場所にクリニックがあるのは重要です。

そのほかでは、診療時間です。朝は8時半から、夜は7時まで受け付けています。仕事に行く前に少しの時間休をいただくとか、仕事が終わってからでも焦らずに通院できるように、と考えました。

仕事との両立でストレスを抱えることを少なくできるようにするのも大切なことだと考えています。

クリニック内は、白を基調としています。待合室は広く、椅子は1脚ずつですので、カップルでいらっしゃった際には、椅子をくっつけて仲良く座ってくださいね。カウンター席もありますので、思い思いに過ごしていただけたらと思います。

培養室は、最新の機器を揃えました。顕微鏡やタイムラプスインキュベーターなどはもちろん、24時間電源が供給できる非常用電源もあり、通常の胚発育から、もしもの時にはカップルの胚を守ります。

採卵手術後などに休んでいただくリカバリールームも、リラックスできるベッドがあり、お帰りの際には大きな鏡でメイクができるようにと化粧室にもこだわりました。

また、スタッフにも恵まれ、看護師、胚培養士、受付もベテラン揃いなので、安心して任せることができます。

今は、勉強会や説明会の準備もしています。体外受精などの説明会だけでなく、「これから妊活をしようかな」「妊活をはじめたばかりだけど、大丈夫かな」というカップルに向けた説明会にも力を入れていこうと考えていますので、クリニックのホームページなどでお知らせします。

まずは、あまり気負わずに、心配があれば一度、ご相談、お話にきてください。

田中レディスクリニック渋谷
田中 慧 先生

経歴

  • 1999年
  • 東京大学大学院医学系研究科博士課程修了
  • 2009年
  • 東京大学医学部附属病院
  • 2010年
  • 日本赤十字社医療センター
  • 2011年
  • 東京北医療センター
  • 2013年
  • 加藤レディスクリニック
  • 2024年
  • 田中レディスクリニック渋谷開院

資格

日本生殖医学会 認定生殖医療専門医
日本東洋医学会 認定漢方専門医
日本人類遺伝学会 認定臨床遺伝専門医

田中レディスクリニック渋谷
田中 つるぎ 先生

経歴

  • 2016年
  • 群馬大学医学部医学科 卒業
  • 2016年
  • 関東労災病院
  • 2019年
  • 東京大学医学部附属病院
  • 2019年
  • 山梨大学医学部附属病院
  • 2020年
  • 国立国際医療研究センター病院
  • 2021年
  • 東京大学大学院医学系研究科博士課程入学
  • 2021年
  • 松本レディースクリニック
  • 2023年
  • フェニックスアートクリニック

資格

日本専門医機構 認定産婦人科専門医

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